
画像:TBSより
キャスト
黒木華 - 大島凪
高橋一生 - 我聞慎二
中村倫也 - 安良城ゴン
市川実日子 - 坂本龍子
唐田えりか - 市川円
白鳥玉季 - 白石うらら
吉田羊 - 白石みすず
片平なぎさ - 大島夕
武田真治 - 中禅寺森蔵
三田佳子 - 吉永緑 他
脚本:大島里美
演出:坪井敏雄、山本剛義、土井裕泰
原作:コナリミサト『凪のお暇』
TBS 最高視聴率 10.8%
放送期間 2019/07/19~09/20 (全10話)
個人的評価(視聴期間:2019/07/19~10/07)
総合評価 ★★★★☆
物語の面白さ ★★★★☆
笑い ★★★☆☆ 涙 ★★★★☆
キュンキュン ★★★☆☆ 視聴熱 ★★★★★
あらすじはこちらから
ネタバレなし感想
前の期の日本ドラマを一生懸命見て、次期のドラマは楽に見ようと思ってあまり調べず来た今期。たまたま放送前にCMで予告を見て、面白そうと思ったのが見たきっかけでした。
恋愛ドラマは、俳優さんが好きな方じゃないとあまりハマれない私。高橋一生さんは、俳優さんとしては好きで、どタイプ!って感じではなく。中村倫也さんは、真面目にドラマは見たことなくて、バラエティ見てて人柄は好きだけど、演技の面は知らないって感じの俳優さんでした。
一番楽しみにして1話を見て、最後まで今期一番楽しみに見たドラマでした。とても細やかで、TBSって最近こんなドラマ多いなーって思いました(笑)
他国のドラマを好きになると、日本のドラマの特徴が見えてきて、最近日本ドラマもまた好きになってきました。
昔は派手な展開のドラマが多くて、それが好きな人は、今の日本のドラマを面白くないと思うのだろうけど、今の日本ドラマは感情の流れを細やかに丁寧に描いてて、それはそれで凄く好きです。
色んなところに伏線がまかれてて、それに1人では気づけない私はTwitterや感想ページを見てニヤニヤしては、このドラマの細やかさにスゴイナーと素人目線で楽しんでました。
最初の予告では、大島凪という女の子が、もうしんどいから空気読まない!と仕事をやめて休むというもので、共感できそう〜と思って見始めたのですが、前半は全然共感できなかったです(笑)
むしろ、凪ちゃん好きじゃない人間だった。
でも後半は、慎二のセリフによく泣かされてました。ちなみに私は慎二派でずっとドラマを追ってましたが、最後はゴンでもいいのかなと思えました。最初はどっちも嫌と思ったし、最後はどっちもいいと思った(笑)
皆さんはどっち派でしょうか。見ながらグラグラするドラマだと思います。
恋愛ドラマとしても楽しめましたが、人間関係の悩みが主のドラマだと思います。
このドラマで、高橋一生さんのことが好きになりました(笑)
見る人によって、感想が変わるドラマなのでは。面白かったです。
以下、ネタバレ感想
----------ネタバレ感想----------
凪ちゃんは、ドラマだから何を考えてるか分かりましたけど、現実に近くにいたら嫌いなタイプだろうなと思って見ていました(笑)
私は、物語の中の悪者より、自分の意見を言わず人に合わせてる系の人が苦手だから(笑)
悪者は嫌いだけど、自分の意見がない人よりはマシと思ってしまう方です。
でもそれは、自分も変わったから言えることです。昔は私もこんな人間でした。人に合わせている方がラクだし、自分の意見をガツンとぶつける方がしんどいし。でも、自分の意見をぶつけないといけない時が、どこかでやって来るんですよね(笑)
昔の自分がそうだったから、こういう人間が苦手でも、分かる分かる昔そうだったわ…と凪ちゃんのことを見てました。もちろん慎二も。
否定され続けると自信がなくなって、こういう考えになってしまうから、ゴンさんはとても大事な役割でしたよね。どんな凪ちゃんでも好きと言ってくれるゴンさん。
慎二は嫌な奴で出てきたけど、最初っから号泣シーンがあったから、何か理由があるんだろうなと思えて、根っからの嫌な奴じゃないんだろうなってのは予想がつきました。凪ちゃんが自分に言われてると思ってたセリフも、慎二自身に言ってるんだなって理解できたし。後半出てくる慎二の気持ちにも共感できたし、慎一みたいに生きれたらラクなんだろうけど、そう出来ない慎二も理解できる。親の顔色を伺い、色々気を使ってきたけれど報われず、歪んでしまった慎二。元々優しくて思いやりがあったけれど、家族の中では報われず。でも慎二の優しさは根っからのものだろうし、別の場所では慎二の良さが発揮されると思う。
このドラマで、少し違和感があったのは、慎一の悪者感があったところです。
あの考え方は別におかしいことじゃないと思うのです。慎二とは別の、限界が来てしまってその結果が違っただけ。でも、おばあちゃんの米寿?だったっけ。そこで、荒らすだけ荒らして出て行ったのはちょっとしんどかったかな(笑) 慎二の気持ちもわかるから、それは酷いな慎一とそのシーンは思ってしまいました。でも、慎一とは性格が違うだけで、緑さんと同じようなことをしてるのだと思うのです。隠れてるかYouTuberで表に活躍するかで違いはあるけれども(笑) 緑さんの方が良い人に見えるし優しい人だけどね(笑)
どんな生き方でもいいじゃない、お暇なんだから。そんな考えがこのドラマにはある気がしてたのですが、慎一の扱いがあまり好きではなかったです。まぁ現実にいて、慎一みたいな人柄の人を自分が好きになるかなって考えたら、多分ならないけれどww
そういう意味では、最後の坂本さんは笑いました。その先は闇です!って凪ちゃんが言ってたし私は慎一みたいな人と付き合いたくはないけれど(誰も頼んでない)、慎一は悪いやつじゃないぜっていう終わり方だったんですかね。でもその先は闇です!って言ってたからなぁ(笑) そうでもなさそう。
ゴンさんは、最初は良い奴すぎるからなんかあるだろーって思ってたらメンヘラ製造機。無理だわームリムリ、と思ってみてました(笑)
でも恋して変わったゴンさん可愛かったなぁ。俺、凪ちゃんのことが好き!めちゃくちゃ好き!のセリフの言い方に萌えまくりましたがな。かわいい。美味しい空気をあげられる人、すごい才能をもってるゴンさん。慎二寄りで見ていたけど、後半はゴンさんも好きになりました。凪ちゃんの言う通りで、美味しい空気をあげられる人になりたいって。凪ちゃんも変わったなぁw(誰目線)
最後は予想できましたね。8.9話くらいで、多分これどっちも選ばないんだろうなって思えましたもん(笑) ひとりでがんばるーってなりましたね。
市川さん、強くてとても好きでした。慎二にビンタしたシーンは気持ちよかったね(笑)
あとうららちゃんとみすずさんも好きでした。最近の吉田羊さんにはあまりない役やなぁと思ってみてましたが、私が見てないだけ?w
武田ママも好きだったわよ。フルートに行った時は、慎二と同じでそっちかーい!だったけどw
凪ちゃんのお母さんは、小さなコミュニティに悩む姿を見て分かるなぁと思ってました。嫌なお母さんだったけどね、お母さんもお暇が必要な人だったね。私の家は転勤族だったんですが、転勤するのは大変で部外者扱いされるのにしんどくなるんですが、今思えばその嫌な関係も数年で終わると思えるから我慢できたんですよねw 仲良くて好きな人と離れるのは寂しいけれど。田舎はそれ以上に、こうでなきゃいけないが強いですから、しんどいですよね。
演技の話になりますが、8話の高橋一生さんの演技がやばかったんですよねぇ。緑さん家でホラー映画見て泣いてた表情を見て、あぁマジでしんどそうな顔してるわ。人がしんどい時ってこういう顔するわって。高橋一生やべぇ!って思いました(笑)
自分がしんどくて限界で泣いてる時の表情だわ……鏡に映る顔だわ……って思って演技うますぎんなこの人ってなりました。いや、私高橋一生の顔してないけどね?w
表情の演技が上手い人にべらぼう弱い私は、今回で高橋一生さんに落ちましたね。まさか高橋一生さんにニヤニヤする日が来るなんて(失礼)。ニヤニヤ俳優枠ではなく、ベテラン俳優枠に入れてた数年前の私に教えてやりたい、お前高橋一生に落ちるぞ。ニヤニヤ俳優枠ってなんやねん。
誰ともくっつかない最後でしたが、凪のお暇、面白かったです🤤