集団左遷!! (感想)
画像:公式サイトより
キャスト
片岡洋 - 福山雅治
真山徹 - 香川照之
滝川晃司 - 神木隆之介
木田美恵子 - 中村アン
藤田秀樹 - 市村正親
鮫島正義 - 小手伸也
梅原尊 - 尾美としのり
隅田 優 - 別所哲也
横山輝生 - 三上博史 他
脚本:いずみ吉紘
原作:江波戸哲夫『新装版 銀行支店長』『集団左遷』
TBS 最高視聴率 13.8%
放送期間 2019/04/21 ~ 06/23 (全10話)
個人的評価(視聴期間:2019/04/21~06/23)
総合評価 ★★★★☆(3.5)
物語の面白さ ★★☆☆☆
笑い ★★☆☆☆
涙 ★★★☆☆
あらすじはこちらから
ネタバレなし感想
1話の予告が面白そうで、結構期待して観たからか、1話は期待外れでした。
これは……福山じゃなかったら見ねえ……(福山ファン←)
と思ったドラマです。
調べてみると、苦手で1話でやめた『義母娘』と同じスタッフさんが多かったです。
だからかー。と思いつつ、でもこの脚本家さん、私が当時好きだった『ROOKIES』も書いてるのにな。と思いながら2話を見ました。
ていうか、演出も音楽も本当にROOKIESっぽかったですw
2話以降は、面白く感じるようになりました。
もし、これから観る人がいるなら、2話も見て判断してみてください。
ちょっと、福山さん三上さんの演技が演出なんだろうけど、最初はオーバーすぎて見ててしんどかったですw
最終的には、小手さんも含め慣れましたし(笑)違和感も感じなくなりました
一緒に楽しんで「○○です…か!!」って言ってましたねw
2話からは面白かったんですけどね。ちょっと最終話が、ああ……。って感じで面白くなかったです……w
最初と最後が面白くなかった。
そして個人的に、蒲田支店で頑張ってた第1章の方が好きでした。面白かったです。
人の変化も楽しく見れたし、お客様のためにっていう選択をする彼らを見てるのが楽しかった。少し泣けるシーンもあったし。
第1章は、銀行ドラマですが人間ドラマの方が主って感じでした。仕事に対しての熱い思いとお客様に対しての銀行員としての思い、ってとこに焦点を当ててた感じ。第2章からは、皆が想像するであろうあの銀行の不正暴きの方に重きを置いている感じです。倍返しだ!!(違う)
うん、なんか色々惜しくない?って感じのドラマでした。
これ、福澤組だったらもっと面白かったよ。って言ってる方がいて、そもそも福澤組なに?って感じだったんですが、調べるとへー……ってなりました。半沢直樹など演出している方です。
演出作品はこちらから↓
ちなみに次の日曜劇場 大泉洋主演『ノーサイド・ゲーム』は福澤さんが演出です。
まあ面白かったけど……好き嫌い別れるドラマだと思います。見て後悔はしてないし面白かったけど、オススメしたいドラマではなかったです。
以下、ネタバレ感想
----------ネタバレ感想----------
う〜ん。スッキリ!って言ってる人と、いや何この最後って言ってる人と(笑)
最終話はつまらなかったなーと思った人ですが、えーなにその最後〜😩っていう感想ではないです。まぁ、そういう最後にしか出来ないんだろうな、拡大SPでもないし。って感じ(笑)
隅田さんが頭取になるってのも、その人しかおらへんからしゃーないよね。って感じです。その展開がいいね!👏🏼👏🏼👏🏼ってことではなく、登場人物的にその人になるわなそりゃ。つまらん展開やけど。っていう(笑)
隅田さん、悪者だと思ってたんですよねー。考えすぎました。三嶋さんが裏切るであろう、ってのは当たったんですが😫
片岡さんは、仕事できる人なのかもしれないけど、あの人明文化しないですよね。計画も人に伝えないですよね。
横山さんの「どうしたら三友は生き残れるのか」という質問に「正しくあるべきだと思います」。
うん、その通り……その通りなんだけど〜(^ω^`)
この人、今まで行動的にはちゃんと仕事をしてるから、自分の中で具体案があって、それを仲間と一緒にしてて仕事できる人だと思うのに、セリフがなんか。仕事が出来ない人のセリフなんですよね😓
「正しくあるべきだと思います。」だけじゃなくて、その後ろに「○○はこうして、○○の○○を図る。時間がかかるとしても、難しくても、不正はいけない」とか。テキトーすぎるセリフにしたけどww
いいこと言ってるセリフなのに。実際に行動してる具体案も話すセリフにすれば良かったのに……って思いました。それじゃ、悪を追い出せた感がないというか。正論だけぶつけて出ていく悪だったら、簡単ゲーすぎる気がする。てか今までだって追い出せてた気がする。
具体的にはどうするんですか?的な質問に、片岡さんのセリフは「分からないけど、とにかく頑張る」とか、さっきの「正しくあるべきだと思います」だとか。
仕事ちゃんとしてるのに、その人に合ったセリフでは無かったと思うんですよね。
だからその発言を疑問に思うことが多かった。
そういう面では、会社を引っ張って行く側としては横山さんみたいな人がいいんでしょうね。
人としては嫌いですけど(笑) 不正をしていなかったら、三友を引っ張って行く人だったんでしょうか。
というか、三友のためになると思って不正に手を染めていたんでしょうけど。
でも、不正が会社のためになると思ってる時点で、ずる賢い頭が回る感じなのかな。ずる賢さが、結果三友の成長に貢献出来てはいたけれど、正統派としては別に会社を成長させる能力があった人とは思えなかったです。会社を存続させるには、そんな簡単な話じゃねぇんだよ!と言われたらそこまでですけど。
藤田頭取が隠ぺいしたのは、ドラマの展開としてよかったのに、最終話ですぐに「私が横山くんの不正を隠ぺいした」って言うのも面白くないな〜と思いながら(笑)
最終話、捻りを加えるには時間が足りず……って感じなのか。でも今まで特に捻りがあった訳でもないので、そんな訳でもなさそう。w
人材育成センター長になった片岡さん。銀行員としての思いとプライド、お客様への愛。そこを教えるのは上手そうですが、仕事に対して具体的にどうするのか という教育に対しては、あのセリフたちだと下手そう……w
片岡さんって、そんなセリフはなかったし、本人も思ってないんだろうけど「俺の背中を見て、仕事を覚えろ」系の人かなって一瞬思ったんですw このセリフで想像できる、無責任な上司では全くないですが(笑)
頑張れを連呼して、よく蒲田支店メンバーが変わったなと思いますし。片岡さんは、どう仕事すれば蒲田支店が100億達成するよ、なんて多分言ってなかったし。だから、それは片岡さんの人を近くで見て、変わったんだと思いますし。片岡さんの仕事のやり方と人間性で着いていこうと思ったんだと思うし。
片岡さんの人柄と仕事に対しての思いは、人材育成センターに最適だと思うんですが、片岡さんって先生としてじゃなく一緒に仕事している方が周りの人の人材育成になる気がするww
鮫島さんに関しては、あのメモはわざとやってたんかなと私は思います。最後の微笑みはそういうことなのかなと。でもまあ結局、横山派のままだったけれど。俺は何も出来ないから、梅原さん頼みました…よ!ってことなんですかねw
でも、アドリブのようです(笑)
改めて『#集団左遷!!』全10話ご視聴くださった皆様、有難うございました🙇鮫島は結局どうしたかったのか…最後の笑みは実は脚本には無く、僕の提案(アドリブ)を平川監督が拾ってくださったものです。片岡や横山にすら知りえない彼の内面の物語、想像して頂くのもまた一興…かと!では!#日曜劇場 #TBS pic.twitter.com/pPVQb0NGnr
— 小手伸也 (@KOTEshinya) 2019年6月24日
これって、小手さん提案で笑ってなかったら、どっち派かって脚本家さんは伝える気なかったってことですよね…😑(笑)
あと、あの横山さんの涙のシーンも、三上さん提案らしいですよ。
正しく働きたい。その思いは共感出来ました。
そして、第1章のみんなの思いにも泣けました。
ただ、気になるところが沢山あったよって感じかなww 伝えたいことは共感できることだったけれど、それでも……って感じでした。
でも、片岡&真山コンビは大好きでした。真山さん大好きだった!
でもちょっと古臭いドラマかも。同じTBSでやってた『わたし、定時で帰ります』とは、仕事環境に対しては真逆のドラマ。
お父さんとしては、仕事ばかりしてて家にはあまり居ない人のように感じました。あれは、片岡さんの妻(八木亜希子)も優しい人だったから、家庭が成り立ってたように思えます(笑)
普通に楽しめたドラマでした。
……宿利さん。゚(゚^ω^゚)゚。