塔の上のラプンツェル (あらすじ・感想)
日本題:塔の上のラプンツェル
英語題:Tangled
画像:映画.comより
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キャスト
マンディ・ムーア(吹:中川翔子 / 歌:小此木麻里) - ラプンツェル
ザカリー・リーバイ(吹:畠中洋) - フリン・ライダー / ユージーン・フィッツハーバード
ドナ・マーフィ(吹:剣幸) - ゴーテル 他
監督:ネイサン・グレノ『ボルト』
制作:ロイ・コンリ『ベイマックス』
音楽:アラン・メンケン『アラジン(2019年)』『美女と野獣(2017年)』
公開:2010年(日本:2011年)
100分(1時間40分)
個人的評価(視聴 2019/06/18)
総合評価 ★★★★☆
物語の面白さ ★★★☆☆
笑い ★★★★☆
涙 ★★★☆☆
音楽 ★★★★☆
あらすじ(disney.co.jpより引用)
森の奥深く、人目を避けるようにしてたたずむ高い塔。そこには、金色に輝く“魔法”の髪を持つ少女ラプンツェルが暮らしていました。18年間一度も塔の外に出たことがないラプンツェルは、毎年自分の誕生日になると夜空を舞うたくさんの灯りに、特別な想いを抱き、今年こそは塔を出て、灯りの本当の意味を知りたいと願っていました。そんな中、突然塔に現れた大泥棒フリンと共に、ついに新しい世界への一歩を踏み出します。初めての自由、冒険、恋、そして、彼女自身の秘められた真実が解き明かされ…。
新しい世界へ踏み出す<勇気>のすばらしさを描いた、記念すべきディズニー長編アニメーション第50作目にふさわしい、美しく感動に満ちた物語。
ネタバレなし感想
学校の授業で視聴という(笑) 字幕版視聴です。
元々、お菓子のグリコのオマケでついてきた絵本でラプンツェルを読んでて、なんとなく話は知っていたんです。(何そのオマケ)
『グリコ 絵本 おまけ』で検索してみてください。
それがだいぶ内容が簡略化された絵本であっても、それでも知ってるしなー……って感じで興味もなく、授業で見る機会がなかったら多分見てなかった映画です。音楽は聞いてたんですけどw
物語はディズニー映画という感じで、予想できるTHEな話だったんですけど、でも面白かったです!原作とは結構話が変わってるんですけど。
ラプンツェルがやっと外の世界に出て、冒険と共に成長する話と、それに触れて変わっていくフリン。そしてそれを邪魔する18年間ラプンツェルを育ててきた悪い女(魔女的な位置の人)。本当に王道な話(笑)
学校のスクリーンで見たんで、映像綺麗なんやろうなこれ……って思いながら、全然綺麗じゃないスクリーンで見ましたww
それでもこの映画を見たら、みんなが「あのシーンが綺麗だった!」って言いそうなあのシーンは、とっても綺麗でした。
だから映画館で見たら、もっと綺麗だったと思います。
私は、ディズニーリゾート大好き人間ですが、ディズニー映画はそこまでな人です。
ひねくれた私は、ディズニー映画は話が綺麗すぎて、逆に斜に構えて見てしまうのですw
元々知っていたラプンツェルの話は、王子とラプンツェルの恋の話なので、これまたありがちな、男が女を守って恋に落ちて幸せに暮らしましたとさ。的な話かなーなんて思ってたんですけど(笑)
めっちゃラプンツェル強いのww
18年間外に1度も出たことがなかった彼女が、長い髪の毛をターザンのように操って、フライパンで敵と戦っていくんですよねww
その辺りでは、キャッ怖い🥺(は?←)みたいなのが無くて、たくましい女の子だったなーと思います。
まあラプンツェルがカッコイイ分、フリンがダメ男キャラクターなんですけれども。
でも、弱い訳じゃないですよ🤔 お互いがお互いを助け合いながら、一難乗り越えて行く感じ、とても好きでした。
フリン、とても好きなキャラクターでした。
笑いのシーンはだいたいフリンのジョークでしたね。
すごく気さくで明るい彼は、それに本当の自分を隠しているようなキャラクター。
他にも、ラプンツェルのそばにいつもいるカメレオンのパスカルや、馬のマキシマスなど、動物キャラクターも見てて楽しいです。
学校で時間が限られて、エンドロールは流れず😑
今までそこまでエンドロールが好きだとか思ったこと無かったんですが、エンドロールがないとここまで『映画見たァ!』感が薄れるんだなーとww
余韻に浸る暇もなく、終了!って感じだったので、エンドロールは必要なんだなーと思いました(笑)
ネタバレあり感想
おうおう、落ちる人逆なんや。髪を切るのも逆なんや。ってのが最大の感想ですねw
原作では、ゴーテルがラプンツェルの髪を切るんですよね。あの魔法の花的なやつは存在しないので。
塔から落ちるのも王子の方だった。(原作ではフリンの役どころは王子様なんですよね)
そんなに変わってても、別に変だと思わなかったし、そこはディズニー映画さすがだなって感じでした。
「果報は寝て待てよ」のゴーテル。あれをすれば、ラプンツェル自身が王女だっていう事実を知ったり、あの偽お母さん(ゴーテル)が自分のことを監禁してるおかしい奴だって気づくとは思わんのかなー。と見てる時思いながら、そういう抜けがあるところも、ディズニーの悪役だよなと思いつつw
そのシーンは((゚艸゚)フフフと思いながら見たんですけど、ラプンツェルが自分が王女だって分かるシーンはなんか……なぁ(笑)
町で自分の絵を見てるのに、あの太陽の形で思い出すなら、あの自分の絵で分かりそうなものをw
でもあれで気づいてしまったら、おとぎ話やディズニーっぽくなくなるか〜とスルー。
ちょーっと強引な感じはしたけど(笑)
涙でユージーンが生き返るのは、原作の涙で視力が復活するのと似てて良かったですよね。
(原作の王子は、塔から落ちて死ぬのではなく視力を失ってしまうんです)
原作にはあるラプンツェルの髪の毛で王子が登るシーンはずっと無かったのに、助けに行った時だけユージーンは「ラプンツェル!髪を下ろして!」的なこと言うんですよね。
いやユージーン、いつも髪の毛で登ってたっけ?wwって思いながら(笑)
この作品の感想ブログで、ディズニーは悪者を魔女か義父母にやらせ、血の繋がった本当の両親が悪役だったことがあまりない。って書いてた方がいらっしゃいました。もしかしたらそこが、私がディズニー映画を綺麗すぎて斜に構えて見てしまう部分なのかもしれませんw
ただ、18年間も育ててくれた母親(ではないけれど)が塔から落ちていっても、そこまで悲しいことではないんやなーと驚きました。
いや、悪者なんで、その展開は良いんですけど、悪者であっても18年間一緒に居たら、変な情がわきそうな気がするんです。何年も、ゴーテルのことが大嫌いだったなら話は別ですが。(もしかして、私が見逃してる?w)
生まれてから少しの間しか一緒に過ごしていない、覚えてるか覚えてないかくらいの歳で離れた父母を、いきなりお父さんお母さん(ハグ)ってなるんだなーと思って。
でも、ひとりで生きたいと言ってたユージーンが、「君は僕の夢」と言ってラプンツェルの自由のために髪を切るシーンは、ユージーンの人が変わったことを感じられて、このシーンはとても好きでした。
これも、他のブロガーさんが書いてたものですが、ユージーンの回想シーンがあれば、もっと彼に感情移入できたよね、と。確かに(笑)
まあ、気になるところは出せばたくさん出てくるんですけどw
でも、とっても楽しかった映画でした🥰
あのランタンのシーンは、本当に綺麗でしたし。初めて自分の意のままに、ユージーンが歌を歌ったシーンでもあったと思うし。
結婚したよ、って最後もユージーンのジョークだったし(笑) 彼のジョーク本当に好きでした。