新感染 ファイナル・エクスプレス / 釜山行き (あらすじ・感想)
日本題:新感染 ファイナル・エクスプレス
韓国題:부산행(釜山行き) 英語題:Train to Busan
キャスト
コン・ユ - ソグ
キム・スアン - スアン
チョン・ユミ - ソギョン
マ・ドンソク - サンファ
チェ・ウシク - ヨングク
アン・ソヒ - ジニ
キム・ウィソン - ヨンソク 他
監督:ヨン・サンホ
2016年(日本公開:2017年)
個人的評価 (視聴 2019/01/01)
総合評価 ★★★★☆(4.5)
物語の面白さ ★★★☆☆
笑い ★☆☆☆☆
涙 ★★★★☆
アクション ★★★★☆
哀しさ ★★★★☆
グロさ ★★★☆☆
あらすじ(公式サイトより引用)
ソウル発プサン行きの高速鉄道KTXの車内で突如起こった感染爆発。疾走する密室と化した列車の中で凶暴化する感染者たち。感染すなわち、死ー。そんな列車に偶然乗り合わせたのは、妻のもとへ向かう父と幼い娘、出産間近の妻とその夫、そして高校生の恋人同士・・・果たして彼らは安全な終着駅にたどり着くことができるのか―?目的地まではあと2時間、時速300km、絶体絶命のサバイバル。愛するものを守るため、決死の闘いが今はじまる。彼らの運命の行き先は・・・。
ネタバレなし感想
グロいんだろうな……とは何となく思ってたのですが、ゾンビ映画だとは知らずに視聴しました(笑)
そもそもゾンビ映画を初めて見ました。グロイ系が苦手な私としては、あまり見たくないジャンルで、詳しくこの映画のことを知っていたら多分見ていなかったと思いますw
でも、とっても良かった!!面白かった!!
ホラー系、グロイ系。そんな怖い系が苦手な私は、結構 構えて見たんですけど、めっちゃ見入ってしまいました。
韓国映画?ないわー。なんて捨てるのは勿体ない!そんな映画です。
YouTubeの予告編コメント欄でも、絶賛している方が多かったので、見て損は無い映画だと思います。
ゾンビ映画で泣かされるなんて!!
ただのゾンビ映画じゃないんですよ。
ゾンビ映画なのに、ヒューマンドラマも含まれていて、それなのに面白い。色んなもの詰めると、逆に面白くなくなったりするけど、これはとっても面白かった。
出演者さん全員演技力も高いし、途中でだれることもないし、迫力もすごい。
ゾンビ映画苦手な私は、見ながらめっちゃ体に力が入ったんですけどねw
すっっっごい物語は分かりやすいんですよ。
ゾンビに噛み付かれると感染してゾンビになってしまうから、それを防ぐために逃げる。戦う。それに伴って、味方の絆。人間の汚いところ。主人公の成長が見れる。そして最後には泣ける。
その泣けるシーンも、ほら!ほら泣け!みたいな感じも全然しなくて、気づいたら泣いちゃってるみたいな感じでした。それもとても気持ちよくて、途中でなんだこれって冷めるシーンもなく。本当に面白かった。
ゾンビに関しては、とにかく量が多い!!w
ただ、臓器が出てきたり、溢れ出るような血もなかったので、グロさ的には許容範囲でした(笑)
この画像↑見たら、許容範囲……?ってなるよねw
でも、音でビックビクしましたw
あのゾンビ映画あるあるの効果音ね……とっても苦手ww本当に心臓に悪いww
でもそれもこの映画のいいところで、本当にその世界に引きずり込まれるんですよ。
ゾンビ映画、どうしても無理!!って方にはオススメしませんが、幅広い方にオススメできる映画です。
ゾンビ映画苦手な私も一応見れたし、予想を反してとても面白かったので、苦手な方も一度挑戦してみるのもいいと思います(งᐛ )ง
以下、ネタバレ感想。
ネタバレあり感想
最初に浮かんだ感想は、災害が起こった時ってこんな風に人間は汚くなるんだろうなーってことです(笑)
東日本大震災で被災した方に話を伺ったことがありますが→古い知識と知らないこと - ぽんちょのドラマ・いろいろブログ
どうしようもない時って、人間の素が全てさらけ出されるんですよね。いいところも悪いところも。
それを上手く描いてるなーと思った映画でした。
それの代表、ヨンソク(キム・ウィソン)。
この方、本当に演技上手かったなー!!
めっちゃ腹立つんですよねw
こういう人間って現実にも必ず居ますから。そして〈悪い奴になった理由〉とか出てこなくて、それも逆に良かったなーと。
理由もなく、ただただ悪い奴はこんな感じですし、本当にリアルでしたねー。本当にゴキブリみたいな生命力だったわw
この2人は、本当に見ていて哀れだったよね(笑)
汚い人間の代表はこの方でしたが、カッコイイ人間代表はこの方。
サンファ(マ・ドンソク)。本当にカッコよかったなー!!漢の中の漢だったわ(笑)
この方、韓国映画をよく見る人にとっては『あ、またこの人や』となる常連な方ですよねw
悪役がとっても似合う方なのですが、私は良い人の役しか、まだしっかり見た事がありません(笑)
こないだ視聴した『悪のクロニクル』も良い刑事さんだったので(笑)
彼の最後、『赤ちゃんの名前はソヨンだ!』って叫ぶところは本当に泣けた。
そして、この3人のうち1番若いヨングク(チェ・ウシク)。
チェ・ウシクさん、ドラマで何度か見ていますが、良い人な役を初めて見ました!(笑)
とってもカッコよかったよー!ヨングクー!
本当にこのカップルの最後は切なかったな。2人とも、他人のことを想える人でとってもカッコよかった!!
そして何より、ソグ(コン・ユ)。
他人のことなんて関係ない、自分とスアンだけが助かればいい。そんな父親だったソグ。
そんな彼が、ゾンビと戦っていくうちに人が変わっていくんですよね。他人のことを助けるようになっていく。
そうなる前は、スアンに
『お父さんは、いつもそう。自分のことだけ。だから、お母さんも離れちゃったんだよね?』
こう言われたのですが
ヨンソクが現れて、最終的にソグはスアンが言ったことを、ヨンソクに思う側になるんですよね。
短時間ですごい人の変わりようですよね。なのに、違和感はなかった。
そして、自分を犠牲にして色んな人を助ける。でも最終的に噛まれてしまって、娘が犠牲になる前に自分が犠牲になることを決めた。
このシーンの、スアンの演技がとっても惹き込まれました🤧🤧🤧
このシーンだけじゃなくて、結構何度も泣かされた映画でした。
人間ドラマで泣かされるし、でも少しだけ笑ったシーンもありました(笑)
その中に韓国映画ならではな雰囲気も感じられるし、本当に色々詰まってて面白かった。
まあ、『新感染』……ダサいとは若干思ったけどねw邦題ってほとんどダサいんだよなぁ(笑)
でも、原題の『釜山行き』より、『新感染』の方がタイトルでどんな映画かは分かりやすいので、これはこれでも良いかなと思います(笑)
とにかく面白かったです!!!
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