悪のクロニクル(あらすじ・感想)
日本題:悪のクロニクル
(直訳:悪の年代記)
韓国題:악의 연대기 英語題:The Chronicles of Evil
キャスト
ソン・ヒョンジュ ー チェ課長(班長)
マ・ドンソク ー オ刑事
パク・ソジュン ー チャ・ドンジェ
チェ・ダニエル ー キム・ジンギュ 他
監督・脚本:ペク・ウナク
製作総指揮:チョン・テソン
製作:ビリー・アキュメン、チェ・ウォンギ 2015年
個人的評価 (視聴 2018/10/21)
総合評価 ★★★☆☆(3.5)
物語の面白さ ★★★★☆
笑い ★☆☆☆☆
涙 ★★★☆☆
哀しさ ★★★★☆
アクション ★★☆☆☆
あらすじ(DVDサイトより引用)
名誉ある大統領賞を授与され、昇進を控える敏腕刑事のチェ班長(ソン・ヒョンジュ)。同僚たちによる祝宴の帰りに乗ったタクシーで眠っている間に、人気のない場所に連れていかれる。ナイフを手に襲いかかる運転手との乱闘の末、誤って殺してしまったチェは昇進に影響することを恐れ、証拠を隠滅しその場を去った。翌朝、工事現場のクレーンに吊るされた死体のショッキングな映像がテレビを賑わす。事件を担当することになったチェだが、死体が自ら殺した運転手であることを知り驚愕する。そして、事実を隠蔽するため画策するなか不可解な出来事が次々と起こり、チェは底知れぬ罠に巻き込まれていることに気がつく・・・・・・・。
ネタバレなし感想
ちょっとシリアス系のドラマ見たいなーと思って、あ!そういや見たいパク・ソジュンの映画があった!と思って、この映画を見ました。
『悪のクロニクル』って名前と、ポスターだけで見たいと思っただけなので、予告映像もあらすじも見ずに先入観も情報もZERO~♪な状態からの視聴でした。
思ってたより面白くて、韓国映画のサスペンスは流石だな〜と思いました。
そして、若手からベテランまで俳優さんの演技が富んでる!
若手だからって下手な演技~とかでもないし、ベテランだからってマンネリ化したいつもの演技~って訳でもなく。
本当にのみこまれる演技でした。
ストーリーは、少し悲しいです。
東野圭吾原作みたい、っていうどなたかのブログを見て、あーわかる(笑)ってなったくらいなのでw
でも、個人的には東野圭吾作品より気分は落ちなかったです(笑)
ここからは、ネタバレ注意なので、未視聴の方は見ないことをオススメします!
ネタバレあり感想
いやぁぁぁぁぁぁ、好き。何がだよw
好きな俳優さんが、こういう役をするの良いですねー😚
パク・ソジュンさん演じるドンジェ。最後の演技は良かったなぁぁぁぁ(ただの演技萌え)
ごめんなさい、本題に戻しますww
前半は、なんかどっかで見たことあるような内容だな〜って物語でした。
感想ブログ見てると、『最後まで行く(クッカジ)』という映画に前半は似ているそうです。
私は見てないんですけど(笑)
まぁでも、サスペンス&ミステリー好きな人は、前半の物語は『どっかで見たことあんなー』って感想を持つと思いますww
でも後半は全然違いましたね(゚ω゚)
キャスト欄に書いた4人の演技がもう素晴らしい素晴らしい(何目線)
悪のクロニクルってタイトルですから、チェ課長(ソン・ヒョンジュ)が最初は誤って人を殺してしまうけど、隠すためにどんどん悪に手を染めて……みたいな物語だと最初は思ってたんですね。
前半はその通りでそんな物語だったんですけど、後半にこの物語の本筋がポツポツ出てきて面白い。
そして最終的には衝撃の最後。
と、言いたいところなんですがw
直前になって予想できた最後ではありました(笑)
でも、ドンジェが描いたシナリオ、物語の深さと展開は面白かったです。
この映画の最初に、ある1人の男の子が出てくるんですよ。
12人の遺体が発見され、その犯人は逮捕される。犯人の息子は「殺人鬼の息子」として育てられたんですね。
その時に、これがドンジェ(パク・ソジュン)なのかな。って思ったんですね。
そうなんですよ、まさにそうなんです。当たってたんですよ!
でも思ったのにも関わらず!話の流れから、あれこれドンジェじゃないんかな。って思い始めてwww
最初の予想で当たってたよ!?私!って感じでしたww
ドンジェじゃないのかな。って思っちゃってからは、もう制作側の思うツボですよねww
犯人は直前になるまで気づかなかったなぁ(笑)
最初に疑ってたのにね私:( ;˙꒳˙;):
ドンジェがチェ課長のネクタイピンを車の中から見つけるんですよね。
そして、チェ課長が正当防衛を主張しながら、普通に人を殺すのをドンジェは見てしまうんですよ。
ドンジェだけが、チェ課長の犯行に気づく。
この時点で「ああ、ドンジェはチェ課長に殺されるのねー」とばかり思ってましたww
全然違いましたね( ¯ω¯ )
ドンジェは、賭場で酷い扱いを受けていた父を見てしまい、彼らの飲み物に青酸カリを混ぜて、その12人が全員死亡します。
ドンジェは「やったのはお父さんじゃない。殺したのは僕。僕を逮捕して」と訴え続けたんですが警察は信じず。
状況証拠のみでドンジェの父を逮捕・起訴してしまうんですね。
そして、ドンジェの父には死刑判決が下りました。冤罪ですね。
ドンジェは父が冤罪で殺されたこと、警察の闇を子供ながらに知ってしまいます。
その時の捜査担当が、現在の江南署の署長と、その部下のチェ課長でした。
それ以来、ドンジェは警察に復讐することを誓い、警察官になって当時の捜査担当チェ課長に近づいていきました。
このことが明らかになる前にも、「誰でもいいから、犯人を作ってでも捕まえろ」みたいなセリフがありました。これこそが警察の膿なんですよね(笑)
チェ課長が犯行を犯して、証拠を隠していってるんですから、犯人が見つからないのも当然です。
マスコミに表明しているため、署長は「どっちみち、被害者も加害者も死んでるんだ」と、別の人を犯人に仕立て上げようとします。
これも全部ドンジェの思うツボですね。
最終的にチェ課長が逮捕される瞬間を、チェ課長の息子は見てしまいます。そしてこの息子は、警察に恨みを持つ。
ここまでがドンジェの復讐のシナリオ。『悪の年代記』ですね。また繰り返されていく。
その警察の悪い風潮が今のドンジェを生んでしまった。
よーくできた話だった……(ノ)ω(ヾ)
もやりますけどね。モヤッとする物語ではあったけれど、『悪の年代記』というシナリオが面白かった。
普段だったら、犯人が自殺するのは納得できない派の人間なんですけど、これはこういう最後なんかなーって納得?はできました。納得なのかなこれw
死なないと『悪の年代記』は完成しないもんね( ˙-˙)
やっぱ好きだなーパク・ソジュンの演技。(聞いてない)
ソン・ヒョンジュさんと、マ・ドンソクさんの作品は、まともに見るのは初めてなんですね。
だから比較とか出来ないんですけど、演技がベテランですねやっぱり。
マ・ドンソクさん演じるオ刑事は、直前にドンジェの犯行に気づく唯一の人でした。
そして、チェ・ダニエルさんも。今までにない役で、惹き込まれました。
チェ課長が正当防衛で人殺しちゃうシーンとか、署長が車の中で爆発して死んじゃうシーンとか。
映画館で見たかったなー、と思う映画でした。
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